イージーアップテント 適切に使用できていますか?
イージーアップに限らず、イベント用テントを適切に設営、使用しないと思わぬ事故や故障の原因にもなりかねません。
今回は、イージーアップテントを安全にご使用いただくために、スライダーのロックと風対策の重要性についてご紹介致します。
スライダーがロックされているか
スライダーとは、天幕を持ち上げてロックするための部品です。 各支柱に1個ずつ取り付けられています。
スライダーのロックの必要性
こちらのテントは、スライダーが完全にロックできていません。
見た目が悪くなるだけでなく、突然天幕部分が下がってくる可能性があり大変危険です。
適切にロックされている画像例
天幕からテント構造物がはみ出しておらず、天幕がピンと張り、見た目が美しいのがお分かりいただけるかと思います。
安全にご使用いただくためにも、テント設営時に必ずスライダーがロックされているか確認ください。
スライダーのチェックポイント
スライダーが適切にロックされていない場合、本来見えないはずの構造物が見えていたり、天幕が弛んでいたりと見た目が悪くなります。
プリントが入っている場合は天幕が歪んだりして綺麗に見えなくなってしまいます。
下記のチェックポイントを参考に、設営時にスライダーがロックされているかご確認ください。
チェックポイント
⚫︎ 垂れ幕の下から、スライダーやトラス(骨組み)が見えていないか
⚫︎ 天幕にシワやたるみが多くないか
⚫︎ 天幕の形が左右対称か
スライダーのロック手順>
スライダーの正しいロック方法はこちらの動画をご覧ください。
風対策は必須
イージーアップテントは軽量に設計されているため、屋外では重りなどで必ず風対策してご使用ください。
また、付属の杭のみでは風で地面から抜けてしまうことがあるため、重りでの風対策を推奨しております。
下記では風対策がなぜ必要なのかを解説いたします。
※重りを使用していても強風時にテントを使用しないでください。
テントが転倒・飛ばされる可能性がある
テント設営時は風が緩やかでも、予想外に風が強まったり突風が吹く可能性もあります。
風対策せずに使用していると、このような場合にテントが転倒したり飛ばされたりするリスクが高まり危険です。
怪我や物損の危険性が高まる
テントが転倒したり飛ばされたりすると、事故や怪我をされる可能性もあり大変危険です。ご自身のみならず周囲の人への危険が高まる以外にも、商品や機材が破損するリスクもあります。
周囲への安全を配慮するためにも風対策は必ず行いましょう。
テントが破損する可能性がある
テントが転倒したり飛ばされると破損する可能性が高く、テントを買い替える必要があるほど破損してしまうケースも少なくありません。天幕が破れた場合は補修ができたとしても補修跡が残ります。
実際に破損したテントのフレームです。
分かりづらいですが、折れていない部分も曲がっていて修理が必要な箇所が多数あり、買い替えに至りました。
ワンタッチテントと言えど安価な商品ではありませんので、風対策を行っておくと無駄な出費のリスクを減らせると言えるでしょう。
風対策用重りのご紹介
弊社では2種類の重り(ウエイト)をご用意しております。まだ風対策品をお持ちでない方はぜひご検討ください。
それぞれのメリット、デメリットを含めてご紹介致します。
鋳物ウエイト
鋳物ウエイトは鉄製の頑丈な重りです。
テントの使用頻度が高い方、長期的にご使用されたい方に最適です。
重さ:10kg 〜 お好みの重さに調節可能
メリット
耐久性が高くで劣化しにくい
鋳物ウエイトの最大のメリットは、非常に耐久性が高いため衝撃や摩耗にも強く、頻繁に使っても劣化しにくいところです。雨や湿気の多い環境でも錆びにくく、長期間にわたって使用できます。
増設が楽
鋳物ウエイトは上に重ねて複数使用できるため、重ねるだけで簡単に重さ調節ができます。
メンテナンスが容易
メッキ加工と塗装加工があり、メッキ加工はメンテナンス不要で、長期間使用しても表面の保護が保たれます。塗装加工は定期的に表面を塗り直す必要がありますが、メッキ加工に比べて安価です。
デメリット
運搬が大変
1個あたりが重いため運搬が大変です。特に駐車場からテント設営場所までが遠い場合や、複数個を扱う場合は、持ち運びや設置作業に労力が必要になることがあります。
価格が高い
プラスチックや水入れタイプのウエイトに比べて価格が高くなります。初期投資は高いですが耐久性に優れているため、長期的に見るとコストパフォーマンスが良い場合もあります。
水ウエイトバッグ
水ウエイトバッグは水を入れて重りにします。
鋳物ウエイトでは運搬が心配な方や、コストを抑えたい方におすすめです。
重さ:10kg (10L)
メリット
持ち運びが容易
水を抜いた状態で持ち運べるので、軽くコンパクトになります。また、収納に場所を取りません。
価格が安価
鋳物ウエイトに比べてかなり安価なため、初期コストを抑えたい方におすすめです。
鋳物ウエイトより怪我をしにくい
中身が水なので鋳物ウエイトより柔らかいため、幼稚園・保育園など小さなお子様が多い場所では、こちらををご使用いただくことが多いです。
デメリット
水の調達、水抜きが必要
水を現地で調達する必要があるため、水を入れる場所がない場合はご使用いただけません。
鋳物ウエイトより耐久性が低い
積み重ねをしたり、強い衝撃や内部に圧力を加えると本体が破損する恐れがあります。
寒冷地で使用できない
寒冷地や冬の屋外イベントでは水が凍結する可能性があります。
凍結すると膨張して容器が破裂するリスクがあるため、寒冷地や凍結の可能性がある環境では使用できません。
まとめ
イージーアップテント安全にご使用いただくためのポイントをご紹介致しました。
設営時には必ず下記2点をご確認いただき、ご使用くださいますようお願い致します。
⚫︎ スライダーがロックされているか確認する
⚫︎ 事故・怪我やテント破損を防ぐためにも必ず風対策をして使用する
カタログダウンロード
価格の比較等にご活用ください。
オープン価格の商品はお問合せください。

■その他のお困りごとは、下記の無料相談窓口よりお気軽にお問合わせください。WEB会議も可能です。

■イージーアップテントの販売代理店大募集!詳しくは下記よりご確認いただき、お気軽にご相談ください。
